2005年05月29日

Aサインデイズ


Aサインデイズ

自分を沖縄のコザに一人旅させたきっかけとなった映画である。

ベトナム戦争真っ只中、まだ沖縄がアメリカ領土だった頃の、バンドに燃

える熱い若者達の話。

喜屋武マリーという実在したボーカリストを中心とした、バンドのメンバーの

物語である。

泥沼化したベトナムの戦場にいつ行かされるかわからないという不安で

いっぱいの、さらにアルコールでベロベロの米兵相手に演奏をやっている

場面はさすがに熱い。

Aサインバーでは喧嘩が絶えず、ステージにはビール瓶が投げられ、そ

でも米兵を挑発しながら歌い続けるオキナワンロッカーの格好良さは必

見だ。

酒、カネ、ロック、女、そして返還を前にした沖縄県民の心情などが絡み、

そんな時代だったんだなあと思わせる映画。

実際にあった米軍車両大量焼き討ち事件の「コザ暴動」のシーンなどもあ

って、これもリアルだ。

ストーリーとしては、よくある若者のバンド結成→解散に恋愛話が絡むとい

う単純なものなのだが、とにかくベトナム戦争真っ只中、沖縄返還前の、く

すぶった熱い何かが心に響く。

とにかく、若い時に突っ走れるだけ突っ走った人間の姿がとても疾走感が

あって良い。

もう10年以上前、この映画を見て、コザという街が見たくなり、一人で周っ

てみたのだが、すっかり綺麗になっていた。

ただやはり裏路地には当時の名残がある店などがあり、少しうれしくなっ

たという思い出がある。



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この記事へのコメント

1. Posted by IKUDAI   2005年05月30日 13:57
Aサインバーなら下北にあるよー 今度行こうか
2. Posted by moo   2005年05月31日 00:06
初コメントサンキュー!
ベトナム戦争時代のAサインバーは、米軍から風俗営業を許可された特別なバーなんだよね。
その名残のある所ならぜひとも行ってみたいもんだ!
今度はBURIKI軍を下北に引きづり込むかぁ!
ちなみに今度の土曜も朝までコースの誘いがあっておじさんはしんどいっすよ(^_^;)

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