2005年09月13日

「白昼の死角」

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一時期クーラーが壊れて真夏にビジネスホテルに入り浸りだった。

で、泊まるとだいたい有料のCSを見てだらだら過ごすのだが、そのCSのファミリー劇場で今放映中のドラマがこの「白昼の死角」である。

ああ、かっこいい(-_-;)

とにかく、敗戦後の貧困から必死に抜け出そうとする東大法学部卒で戦地帰りの天才詐欺師、鶴岡役の渡瀬恒彦がかっこいいのだ!

エリートだけど戦争で地獄の苦しみも味わい、仲間の自殺を経験しながらも、戦後混乱期の中、詐欺師として生きる決意をする鶴岡は本当にかっこいい!

ギラギラした、男のための男のドラマである。

このドラマは1979年作品。

角川映画全盛で、映画化の方が先だった記憶がある。

小学生だった自分は映画は見に行かなかったのだが、「法の死角を突く詐欺師」というのが妙にクールに思え、六法全書を買って読んでいた。

で、今見てもやっぱりクールだ。

このために日曜の夜はビジネスホテルに泊まってしまうという、バカな生活を今している(笑)

だったら家にCS入れろってか(・ω・)

これ、絶対映画も見て小説も読もう。なんで今まで読んでなかったのかも不思議だ。

「白昼の死角」の鶴岡達が起こした金融会社「太陽クラブ」のモデルとなり、実在した光クラブを題材にした、三島由紀夫の小説「青の時代」も読まねば。

そしてドラマもDVD出ねえかな(・ω・)

マジクールすぎ。

社会がどんなになろうとも、生き抜こうとする男っぷりがたまらない。

現代の見せ掛けだけではない、動物的な元気さが湧いてくるタフなドラマである。



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