2006年08月23日
「太陽を盗んだ男」の冷めやらぬ興奮
今日もずっと頭に残っていた。
細かい批評をするのはつまらないので、なるべく簡単に感想を。
沢田研二の表情がいい。
台詞がある時より無いときの方がいい。
表情で訴えているものの方が台詞よりも重要なのかもしれない。
虚無的な表情で一人でいる沢田研二がいい。
70年代末期特有ともいえる虚無感かと思いきや、実は普遍的なものなのかもしれないと、ふと思った。
音楽がより一層、沢田研二の心を表現するのに効果をもたらしている。
完成度が高い。
アクション映画と一応は呼べるのだろうが、それ以上の何か薄ら寒いものを、見たもの全員に投げかけるような映画だ。
うーん、やっぱり邦画最高傑作といわざるを得ないだろうな。
余談だが、今リメイクして城戸誠を演じられるのは、三上博史ただ一人かなと思う。
太陽を盗んだ男 ULTIMATE PREMIUM EDITION