2006年12月27日
「憲法九条を世界遺産に」太田光・中沢新一
これ一ヶ月くらい前かなあ、読みました。
いいですよ、太田さんと中沢さんの対論は。
っていうか太田さんのことは実はあまりよく知らないんだけどね。
僕は中沢さんが昔っから好きなんですよ。
難しいんだけどね。
挫折した著作も数多い(笑)
「もっとやさしく書いていただけないですか?」って言われたら「難しいことを考えてるんだからやさしくは書けない」って言ったとか。
素晴らしい(笑)
でもしっかり読んだ幾つかはすごく面白かったなあ。
あと中沢さんの生き方のスタイルっていうのがすごくいいんだよね。
朝までやってるあの討論番組が人気出て来て、やたらとその手のものが増えて来たときも全く出なかったし。
「ああいうのだめなんだよね」みたいな感じで言ってたかな。
なんかその時「その気持ちわかるなあ」と思ったもんだったな、20代前半だったけど。
オウムの件で叩かれてた時もメディアに姿を現さなかったしね。
議論とか好きじゃないみたいだね。
今でもインターネットとかで色々言われてるのは知ってるようだけど「一切見ない。」と言い切ってるのが素晴らしい(笑)
「見てそれに反論したり、反論しようと思ったりすること自体がだめ。」って言ってた。
この悟りがチベット仏教なのか??
と思ってしまうくらい見事なんだよね。
見習いたいものです。
来年は中沢さんのようなスタイルを目標にするかな。
こう固く考える時点でだめなんだけどね(笑)
あ、本の中身に全く触れてなかったな(笑)
まあ中沢さんらしく憲法賛成反対とかじゃないですよ。
いいね、あの感じ。
20代に挫折した中沢さんの本、またチャレンジしてみよう。